国は昨年12月に発表した「水素基本戦略」において、日本の課題であるエネルギーセキュリティ・自給率を高めることおよびCO2の排出削減に対して、水素を利活用する基本戦略を策定しました。「水素社会の構築」に向けてはモビリティ分野が先鞭をつけており、水素をエネルギー源とする燃料電池車や水素ステーション網などのインフラ整備がすでに2000年初頭から進められています。また、北九州市など産学官が一体となって水素社会の実現に向けた先進的な取組みを進めている地域も知られています。
その一方で、水素ステーションは日本海側にはまだ一つも設置されておらず、燃料電池車の普及も当初の思惑に比べ遅々として進んでいません。また、ヒンデンブルク号の爆発事故など、「水素」という危険な物質に対する取扱い上の課題がよく知られており、「水素社会」というゴールに対する懐疑的な見解も少なからず見られます。
当財団はこの現状を鑑み、現在の日本の水素への期待と課題を明らかにし、さらには世界各国が水素戦略を自国の中でどのように位置付けているかを本セミナーで整理したいと考えています。本セミナーが我が国の将来を考える上での材料の一つとなり、自社の戦略検討の一助となれば幸いです。この分野にご興味のある企業や大学の研究者のみなさま、奮ってご参加下さい。
開催日 |
平成30年3月20日(火)14:00-16:30 (交流会 16:30-17:30) |
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開催場所 |
ホテル金沢 4Fエメラルド (金沢市堀川新町1番1号) |
プログラム |
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交流会 |
16:30より、交流会を開催致します。ご発表された研究者の皆様もご参加されますので、奮ってご参加下さい。 |
第4回サステナブルテクノロジーセミナー持続可能な社会の実現に向けて~脱化石燃料、CO2排出削減のための水素等の利活用~ ダウンロード |